作者メモ[2] レーザーの角度



レーザーの角度

 ミカン丸の射撃は正確だな~。定規使うな!とは昔よくいわれた科白です。

 もちろん、大きな画面の方で定規をあてるならまだしも、レーダー画面で定規を当てるのは無駄です。
自分の乗艦の正確な角度を、レーダー画面で得られるなら、定規を当てるのは無駄ではありません。
その角度に正確にあわせればある程度、レーザーの飛んでいく方向を得ることが出来ます。
しかし、レーダー画面での乗艦は方向がわからないため、レーダー画面だけで定規を当てる行為は無駄です。

 分度器を知らない人は居ないと思います。通常持っている分度器では恐らく1度が測れる最小範囲だとおもいます。

 360度で全円なことは皆さんご存知ですし、360度でも正確な方向を得るのは難しいです。拙作DreadNoughtでは全円360度を、確か4096に分割しています。分度器の1度をさらに約11分の1に分けた精度です。1度違えば当然、遠くに到達したときには大きなズレになってきます。



↑の画像は100%で最大(7)に向きを変えながら、そろそろ消える範囲で、艦の向きが変わった頃に連続で射撃したときのものです。
距離が離れれば離れるほど、杜撰な向きでは当たりません。100%位の距離で正確に当てるのは、ほとんど無理です。ニュータイプでなければ不可能です。

 レーダー画面の視界を参考にしても、4096の範囲でその一握りを狙うのは、まず不可能でしょう。艦の投影量(当たりやすさ)を加味しても難しいです。 遠くからの射撃を避けるには下がるのが常套です。消えるかもしれませんし、離れた方が誤差が大きくなるからです。相手にエネルギーを使わせるのも作戦です。

 狙いだしたら、舵の調整を1か2で行うのが良いと思います。それ以上だと向きが変わりすぎる恐れがあります。もっとも相手も動くので、そんなに簡単ではないんですが