散開運動の重要性
開始直後、散開運動をしないで怒られる人をしばしば見ます。基本的にDNの初期位置は味方同士の間隔が狭いです。もしそのまま進めば、ぶつかるか、もしくは誘爆するかという結末が待っています。
しかし、散開する目的はそればかりではありません。索敵が重要なことは巡航艦の項で述べましたが、もし端の人が、また端に近い人が敵のほうを向いていなかったら、敵発見が大きく遅れることになります。DNのレーダーは正面ほど見える範囲が広い傾向にあるからです。
どのくらい散開運動をするかはケースバイケースです。初期位置と隣の船のレーダー性能を見て決まります。隣が爆発の大きい船であれば、大目に離れます。
索敵に関しては、例えば6時から左端でのスタートであれば、9時の方向に向かうようにしています。そして、その方向に敵がいなければ、「この方向に敵はいない」と伝えて初期位置と対面の方向に向かって少しずつ艦首を戻していきます。それにつれて隣の船も少しずつ対面に向かう行動をとることになります。このとき、大体10時にもいないことを確認しつつ戻さないと、敵発見が遅れます。この戻すタイミングがはやすぎると、敵を見落とす原因になりますが、タイミングが遅すぎると敵のほうに向くのが遅れ、戦闘に間に合わないということになります。
とはいっても、普段はここまでまじめに索敵をしている人はあまりいないでしょう。私も真ん中であれば前進させたまま放置してほかの事をやっていることがあります。とりあえず、最悪、散開運動だけはするように心がければいいと思われます。
-大越中-